オギノ式避妊法で避妊は危険!確実ではないその理由は

基礎体温計 避妊法の中でも知名度が高く、簡単かつ手軽とされているものにオギノ式避妊法があります。
オギノ式の歴史は古く荻野久作氏が発表してから90年以上経った今でも活用されており、本来のオギノ式の目的は妊娠することでありますが、それを活用したものがオギノ式避妊法になります。

オギノ式は体のリズムに合わせて行うことからリズム法の一つとされています。
一般的に排卵周期は人によって違いがあるのですが、排卵後から生理開始までの期間には大きな差が無く14日間で一定されています。
そこから生理開始の14日前を排卵日と予測することができるので、毎月の生理の期間を記録することで排卵日の予測ができるというのがオギノ式です。
計算方法も簡単で自分の生理周期さえわかれば、そこから次の生理開始日を予測してその日から14日前が排卵日という計算になります。

排卵日は妊娠しやすいことから荻野久作医師によって妊娠法の一つとして使われてきたのですが、それを反対に活用して妊娠しやすい排卵日の前後5日間を危険日とみなすものがオギノ式避妊法になります。
危険日は排卵日の前3日間、後2日間となりますが、生理前の一週間は安全日とされています。

そのため安全日は避妊を行わなくても大丈夫という間違った認識をする方もいます。
オギノ式避妊法の危険性は排卵日の予測が計算だけであり、不確かなものである点です。
女性の体は非常に繊細で生理周期や排卵日は簡単に変化してしまいます。
生活習慣やストレス、風邪や疲労などちょっとした環境の変化でホルモンバランスは崩れてしまうため、排卵日も一か月の中で変わることは珍しくありません。

オギノ式避妊法と合わせてよく使われるのが基礎体温ですが、こちらも避妊に活用するのは危険があります。
オギノ式と同様にリズム法の一つであり、こちらも本来の目的は妊娠のために使われるものであります。
基礎体温は朝一番の体温を計測し、それをグラフ化することで排卵日を予測する方法です。
ですが基礎体温も環境や体の変化に影響を受けやすく、正確に排卵日を予測することは容易ではありません。

オギノ式避妊法や基礎体温を活用して安全日や危険日を予測したとして、安全日に避妊をしなかった場合妊娠の可能性は大いにあります。
排卵日が遅れていた場合は、安全日だと認識している日そのものが危険日になってしまうからです。
また危険日だけを避けても精子の生存期間は1週間ともいわれており、単独の避妊法としては不十分であるといえます。

妊娠法としてとらえるべきオギノ式避妊法

オギノ式は産婦人科医でもある荻野久作医師が妊娠法として発表したものであり、本来の目的は妊娠の為に使われることにあります。
荻野久作医師は不妊や多産に苦しむ人の為に行った研究の結果であり、避妊法に使われることに異を唱えています。
それほど不確実な避妊法ではあるのですが、現在では避妊法の一つとして認識されてしまっています。

妊娠の確率を上げるためには排卵よりも前に子宮で精子が待機していることという研究結果もあり、排卵日の前後5日間というのは多少計算がずれていたとしても妊娠確率が一番高い期間であることは間違いありません。
そのためオギノ式避妊法で危険日されている期間は、実際は妊娠しやすい期間と認識するべきであり、妊娠法としてはとても効果的であるとされています。
妊娠法としてオギノ式を活用した場合は、もし予測が外れたとしても問題はなく、体の負担になる可能性もありません。

女性の体は変化しやすく、そのためオギノ式避妊法は確実ではありません。
どんなに生理周期が安定していたとしても確実な予測はできませんし、個人差も大きくあります。
望まない妊娠を避けるためにもリズム法でもあるオギノ式は避妊に活用することは避け、妊娠法としての活用が本来の目的となっています。